甘いものを食べた当日より、翌朝の方が重い理由

甘いものを食べた当日より、翌朝の方が重い理由

夜にケーキを食べた。「やっちゃった」と思って体重計に乗ったら、意外と普通。ところが翌朝乗ったら、+0.8kg。

「食べた直後より、なんで翌日のほうが重いんだ?」

この時間差には、糖質が体内でグリコーゲンに変わるまでのタイムラグが関係している。

目次

糖質摂取後の体内変化にはタイムラグがある

糖質を食べてから体重に反映されるまでには、いくつかの段階がある。

摂取直後(30分〜2時間)は、ケーキの物理的な重さが胃にあるだけ。まだグリコーゲンには変わっていない。

消化〜吸収(2〜4時間)でブドウ糖が血中に入り、血糖値が上がってインスリンが分泌される。

グリコーゲン化(4〜8時間)の段階で、肝臓・筋肉にグリコーゲンとして貯蔵される。このとき、グリコーゲン1gに対して水が3〜4g結合し、体内に水分が引き込まれる。これが体重増の正体だ。

翌朝(8〜12時間後)にはグリコーゲン化が完了し、結合水で体重がピークに達する。これが「翌朝が一番重い」現象になる。

ケーキを食べた後の体重変化を3日で追う

ケーキ後の3日タイムライン

ケーキ1切れ(80g、糖質40g)の場合、体重変化はこうなる。

当日の夜は+0.1kg(食べ物の重さ)。翌朝は+0.3〜0.5kg(グリコーゲンと結合水)。明後日は+0.1kg(結合水の排出が進行中)。3日後にはほぼ±0kgで、残るのは脂肪化された約4gだけだ。

残りはCO2、水、便として48時間以内に排出される。糖質が体内でどう処理されるかの全体像は「食べた糖質はどこへ消える?質量保存の法則で見る食後72時間タイムライン」で詳しく解説している。

「食べたら3日後の自分を見る」

ここから導けるのは、1日で結論を出さないという原則だ。

食べた翌朝の体重は、まだグリコーゲンと結合水が乗っている状態。これを見て「太った」と判断するのは早すぎる。本当の影響が見えるのは3日後だ。

夜の体重で凹む必要はない。夜の体重変動は、まだ消化中の食物の重さでしかないからだ。

ケーキを食べた翌朝に+0.8kg増えていても、その大半は水分。3日もすれば、ほぼ元通りになる。脂肪として残るのは、ほんの数gだ。

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